将棋で、三間飛車(久保流)7五飛戦法で、後手5二玉~の変化はどっちが指しやすいんですか?(500枚)
▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △8四歩 ▲7八飛 △8五歩
▲4八玉 △6二銀 ▲7四歩 △7二金 ▲7五飛 △7四歩
▲4五飛 △5二玉 ▲2二角成 △同 銀 ▲5五角 △3三角
▲8二角成 △同 金 ▲8五飛 △8三歩 ▲7七歩 △9四角
▲6五飛 △7三桂 ▲9五飛 △6七角成 ▲7八銀 △9四馬
▲同 飛 △同 歩 ▲6八金
この時点では互角らしいですが、先手側からの早い攻めがなく、角に睨まれてるので先手陣不安定なので
どう指せばよいか分からないので、どうさしていけばいいのかをおしえてください
宜しくお願いします
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平成21年7月15日
第50期王位戦リーグ残留決定戦
先手 久保利明棋王 対 後手 佐藤康光九段
の変化ですね。
実戦は△9四同歩に▲3六飛だったようですが
感想戦ではこの手が疑問手で
▲3八銀~▲3九玉~▲6八金とすべきだったという
久保さんの感想があると
最近は発売されたばかりの
佐藤康光の石田流破り
http://www.amazon.co.jp//dp/4839935106/
の92ページに記されています。
どう指していいかわからないとのことですが
手将棋で後手の指し方も手広いだけに
先手の指し手も後手の指した手に対応して指すことになると思います。
この局面自体かなり難解でこのような手将棋になるのが
久保流なのでここでどう指していいかわからないのであれば
このような突っ張った指し方に拘らず
もっと普通の常識的な将棋を指せばいいのではとしか言いようがありません。
そうは言っても回答する以上、多少考えてみました
このような形のセオリーとしては
後手は歩を得した筋(6筋)の歩を伸ばすのが普通ですが
△5二玉型なのでコビンを開けるのは危険すぎます。
後手は角筋を活かして7筋の歩を伸ばす手もないわけではないですが
先手が▲6五飛としたことにより△7三桂を跳ねさせられているため
自分の桂頭が気になります。
桂頭を守るためには△6四歩~△6三銀も考えられますが
先手が飛角2枚持っている形では上ずって隙ができやすい
という意味があります。
(本譜は先手が飛車を手放したので
△6四歩~△6三銀としても安全ですが)
他には後手は6筋の歩を突きやすいように△3二玉型にするなども考えられますが
その場合△2二銀の壁銀が気になります。
事前に△3一銀~△3二銀と形を直すなどもありそうです。
先手は美濃囲いを組んだあと
木村美濃(▲4七銀~▲3八金)にした後
▲3六歩~▲3七桂として、いつでも睨みの強い
△3三角を追うことのできるように個人的にはしたいです。
片銀冠(▲2七銀~▲3八金)は
この場合ちょっと危険かもしれません。
▲4五桂を跳ねたときに△5五角が王手になるのが
気になるので▲4六歩と突くと
△4九飛の筋が場合によっては成立するため。
まあお互いの構想力の勝負です。
補足
リーグ残留者決定戦→リーグ残留決定戦
でした。訂正します。
棋譜を以下に示します。
(まだ棋譜データベースには登録されていないようです)
▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △8四歩 ▲7八飛 △8五歩
▲4八玉 △6二銀 ▲7四歩 △7二金 ▲7五飛 △7四歩
▲4五飛 △5二玉 ▲2二角成 △同 銀 ▲5五角 △3三角
▲8二角成 △同 金 ▲8五飛 △8三歩 ▲7七歩 △9四角
▲6五飛 △7三桂 ▲9五飛 △6七角成 ▲7八銀 △9四馬
▲同 飛 △同 歩▲3六飛△6四歩 ▲3四飛 △6三銀
▲3八銀 △7二金 ▲3九玉 △1四歩▲1六歩 △3二金
▲3六飛 △2四歩 ▲6七銀 △2三銀 ▲5八銀 △4四角
▲4六歩 △3五歩 ▲2六飛 △3三角 ▲4五歩 △3四銀
▲4六飛 △5四歩▲9六歩 △8四歩 ▲7九金 △5五角
▲4七飛 △1五歩 ▲同 歩 △3三桂▲5六歩 △6六角
▲2八玉 △4五銀 ▲6七飛 △4四角 ▲4七銀左 △3六歩
▲同 歩 △2五桂 ▲4六歩 △3四銀 ▲2六角 △3七歩
▲同 桂 △2六角▲同 歩 △1五香▲1八歩 △3七桂成
▲同 銀 △2七桂 ▲3八銀 △1九桂成▲同 玉 △1一香
▲2八玉 △1八香成 ▲3九玉 △1九飛 ▲4八玉 △1七香成
▲7六桂 △2八成香寄 ▲9七角 △6五桂 ▲6四桂 △同 銀
▲2八銀 △同成香▲6四角 △3八成香 ▲同 玉 △4七銀
▲同 飛 △2九角
まで110手まで後手の勝ち
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